レンズと画角の話。
2011.03.30 09:51|お勉強|
今までよく耳にはしてたけど、
全っ然何のことやらわかっていなかった
「35mm換算で○○mm」っつーあれの話です。
まず一番初めに
フルサイズとAPS-Cとは何ぞや。
フルサイズは、ほぼ35mmフィルムサイズの撮像素子。
APS-C (Advanced Photo System-Compact)はそれよりも小さめな撮像素子。
ちなみに撮像素子にはCCD、CMOSがあり、
ワタシのカメラはもちろん後者のCMOSです(スペック表にのってるよ。)
昔はこの2つにも結構な差があったようですが、今では気にするほどのものでないとか。
ま、エントリー機使ってる時点でそう気にするなと(笑
で、
フルサイズはプロ機とかに使われるんですけど、
何が良いかというと、大判プリントしても画像が劣化しづらいんですよね。
その代りデータが重くて大変らしい。
画像が、と言ってもAPS-CでもA4~A3くらいには十分OKらしいです。
今回2Lに焼いたのだって恥ずかしかったのにそれ以上なんていらねー。
これが予備知識。
それに、もうひとつ、予備知識が必要だった。
レンズの種類と、それに伴う画角。

広角レンズは、広い範囲を写し込むことができる。
また、鏡胴(本体)が短いので、光をたくさん取りこめる⇒明るいレンズ。開放絞り値が小さい。
それにくらべ望遠と言われるレンズは、画角が狭くなることで、
狭い範囲を大きく(ズーム)で写すことができる。
鏡胴が長くなるので、光が取り込めない⇒暗い。開放絞り値も大きくなる。
そのため、十分な光を確保するために、間口が巨大なレンズが多い。
っと。これくらいかな。
やっと本題。
一眼レフだからやっぱりレンズ交換はしたい。
APS-C特化型、フルサイズ特化型でレンズを作ってると、大変じゃないですか。
なので、両方の型で使えるレンズが主流なわけです。
でも、上にあるように、APS-Cはフルサイズより小さいので、
同じレンズを通しても、記録できる範囲が違ってくるのです。

例(ニコンの場合):
100mmレンズを付けた時の「対角線画角」がフルサイズで25度だったとすると
同じレンズを付けたAPS-Cカメラでは15度(150mmのレンズを付けた時と同じ)になる。
平たく言えば『撮れる範囲が狭くなる』っていうこと。
キャノンは1.6倍なので、100mmをつけると160mmの画角。
ということは、だ。
今付けている50mmの単焦点、実は、50x1.6で80mm相当の画角しかないと。
標準と呼ばれるレンズの画角50mmを確保するには、
ワタシのカメラだと30mm前後のレンズが必要になるってこと。
だもん、50mmつけるとちょと望遠ぽく見えるわけだ。
ほー。
つーことは。
欲しい欲しいと言っていた100mmマクロは
100x1.6で160mm相当の画角。せ、せまくね?